島根県内における最近の集落営農組織の連携の動き

今年は、例年より早い梅雨明けとなり、その後、好天、というよりは猛暑が続き、稲の刈取時期が早まる模様。米の生産調整に国の関与がなくなり、需給動向、米価の先行きが懸念される中、県下の集落営農組織では、稲作コストの低減、省力化等に複数組織が連携して取り組む動きが活発となっている。具体的には、肥料等の農業資材の共同購入や、ドローンを利用した防除、水田の畦畔・法面の草刈作業を軽減するためのセンチピートグラス吹付、リモコン式無人草刈機(実証段階)などである。これらの効果は明らかではあるが、人材確保を含む持続的な運営の仕組みづくりが重要である。今後は、より収益性の高い園芸作物等への取組も必要となっている。こうした課題を一つづつ着実に解決しながら、島根の農業、農山村の持続的発展に繋げたい。

            ドローンを利用した水稲防除状況(奥出雲町)

 

          センチピートグラスの水田法面への吹付実証(雲南市)

 

※参考情報・・・センチピート吹付による水田畦畔管理情報

http://www.daruma-p.com/guide01.html